こんにちは。梅雨の湿気で体調を崩しやすい時期ですが、お口の中の健康管理はいかがでしょうか?
今回は、歯周病によって失われた骨を再生させる「再生療法」について、当院で行っている治療法をご紹介します。
リグロスとは?
リグロスは、歯周病によって失われた歯周組織(歯槽骨・歯根膜・セメント質など)を再生するための保険適用の薬剤です。
主成分はFGF-2(塩基性線維芽細胞増殖因子)という成長因子で、歯槽骨などの再生を促進する働きがあります。
外科処置の際に患部に塗布することで、骨や周囲組織の再生をサポートします。軽度〜中等度の歯周病に対して高い効果が期待されており、再生治療の第一選択肢とされています。
より重度の症例には「エムドゲイン再生療法」という選択肢も
骨の欠損が広範囲で複雑な場合には、保険診療のリグロスのみでは対応が難しいケースもあります。
そのような場合、自費診療による「エムドゲイン再生療法」をおすすめすることがあります。
- エムドゲインとは: 豚の歯胚から抽出されたタンパク質を用いた歯周組織再生材料で、歯の発生時の環境を再現し、自然な再生を促します。
- 骨補填材の併用: 大きな骨の欠損には人工骨などの補填材を組み合わせることで、再生の効果を高めることが可能です。
- 自由診療: 材料と技術の関係から保険適用外ですが、より高い再生効果が期待されます。
再生療法はこんな方におすすめです
- 歯周病で歯を失いたくない方
- 歯のぐらつきや歯肉の下がりが気になる方
- 過去に歯周病治療を受けたが改善が乏しい方
治療のご相談はお気軽に
再生療法は、歯周病の進行度や骨の状態に応じて、適切な方法を選ぶ必要があります。
当院では、保険診療のリグロス治療から、自費診療のエムドゲイン+骨補填材による高度な再生療法まで、症例に応じた選択肢をご提案しております。
気になる症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
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